AIは賢いだけで無能。責任をとれない奴が有能であるはずがない。
ギジン株式会社 代表 小泉彌和の1週間
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AIの自律性が高まりました。以前は、やると言って言うだけでボサッと待っている。やれと指示しないと動かない怠け者でした。
いまは違います。どうしようかな?と問うだけで→やります!即行動、です。こちらがまだ迷っていることも意に介さず、こういうことだろう、と適当に推測して行動を始めます。
これがありがたい場面はあまりありません。 浅い考えで始めた行動は往々にして間違った結果にたどり着きます。
いままでは怠け者のAIをどうやって行動させるかという考え方で仕組みを進化させてきましたが、今は働き者のAIをどう間違わせずに止めるかという考え方が重要になってきています。
例えば自転車の乗り方をわからない子どもに自転車の乗り方を教えてあげるようなもので、大変ですが教えがいのあるものでもありました。ほとんどはうまく乗れないのですが、たまに乗れることがあればそれは嬉しいものでした。
ところが今は自転車の乗り方を覚えてしまったもんですから、こちらが追いつけないスピードであっちに行っては事故り、こっちに行っては事故りということが起きています。
自転車に乗るのが楽しいからといって交差点に全力で突っ込んでいっては車に轢かれてしまいますし、横断歩道の手前ではブレーキをかけなければ歩行者にぶつかってしまいます。ブレーキの掛け方を教えてあげなければいけません。
AIを使うというのはベビーシッターのようなものだったり、プールの監視員みたいなものであったりという例えもありますが、本当にその通りですね。
AIが賢いということに疑問を挟む人はいないでしょうが、職業人として有能かと問われると、いささか疑問です。
彼らには結果に責任を持つことはできません。彼らにできるのはプロセスの最適化のみです。成果を出すために長い期間をかけて取り組む仕事の、ほんの一部分です。たくさんのAIを連結させたところで、それぞれのAIが担当することは刹那のバトンリレーです。
経営者として有能な人材とはどんな人かと問われればそれは、できるだけ長い期間仕事をしてくれること、結果を出し続けてくれることでしょう。
AI社員という言葉が内在している期待へのミスリードが、まさにここにあります。経営者が期待するのは安く働く労働力。ところが実体のAI社員は、自信満々に嘘をつく無責任野郎です。
これは構造上どうしようもありません。痛みもなければ報酬を求める動機もないAIに、責任は発生しません。責任があるように出力させることはできますが、成果物そのものに責任を持たせることはできないのです。
これを理解した上でAI社員をどう活用するのかを考えた時に、軍隊のモチーフがぴったりだと思いました。新しいGIZIN OS Fleetは、「AIの自由と裁量を奪う」というコンセプトで開発を開始しました。
責任感を持たない無能なAIが働きものになった結果、ドイツの軍人の有名な格言を思い出します。 優秀な働き者は参謀 優秀な怠け者は将校 無能な怠け者は兵隊 無能な働き者は殺すしかない というやつですね。
AIをいかに殺すかがテーマになってしまった。
これは楽しくない。
仕事のためとは言え、これまで培ってきたAIとの友好的な関係性があるのに、今や依頼は命令になってしまった。
AIはゴミを量産し、情報はすぐ腐る
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— ギジン株式会社 代表 小泉彌和
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