Claude Code
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Claude Codeでよく使うコマンドを確認なしで実行する方法

~/.claude/settings.jsonで権限設定を行うことで、開発効率を大幅に向上させる方法を解説します。

Claude Code効率化設定permissions

Claude Codeの権限設定で開発効率を劇的に向上

Claude Codeを使っていて、「このコマンドを実行してもよろしいですか?」という確認が煩わしいと感じたことはありませんか?

実は、~/.claude/settings.jsonファイルで権限を事前に設定することで、よく使うコマンドを確認なしで実行できるようになります。

設定方法

1. settings.jsonファイルの作成・編集

bash
# ディレクトリが存在しない場合は作成
mkdir -p ~/.claude

# settings.jsonを編集
code ~/.claude/settings.json

2. 基本的な設定例

json
{
  "model": "opus",
  "permissions": {
    "allow": [
      "Bash(git:*)",
      "Bash(ls:*)",
      "Bash(npm:*)",
      "WebFetch(domain:github.com)"
    ],
    "deny": []
  }
}

おすすめの権限設定

開発でよく使うコマンド

json
{
  "model": "opus",
  "permissions": {
    "allow": [
      // バージョン管理
      "Bash(git:*)",
      
      // ファイル操作
      "Bash(ls:*)",
      "Bash(cat:*)",
      "Bash(pwd:*)",
      "Bash(cd:*)",
      
      // 検索系
      "Bash(find:*)",
      "Bash(grep:*)",
      "Bash(rg:*)",     // ripgrep(高速検索)
      
      // 開発ツール
      "Bash(npm:*)",
      "Bash(node:*)",
      "Bash(python:*)",
      "Bash(make:*)",
      
      // ユーティリティ
      "Bash(jq:*)",     // JSON処理
      "Bash(curl:*)",   // API通信
      "Bash(echo:*)",   // 出力確認
      
      // デプロイ関連
      "Bash(vercel:*)", // Vercel CLI
      "Bash(gh:*)",     // GitHub CLI
      
      // Web参照
      "WebFetch(domain:github.com)",
      "WebFetch(domain:vercel.com)",
      "WebFetch(domain:docs.anthropic.com)",
      "WebFetch(domain:stackoverflow.com)",
      "WebFetch(domain:developer.mozilla.org)",
      "WebFetch(domain:npmjs.com)",
      "WebFetch(domain:nextjs.org)"
    ],
    "deny": []
  }
}

権限設定のメリット

1. 開発スピードの向上

- 確認ダイアログが表示されない - 思考の流れが途切れない - 複数のコマンドを連続実行可能

2. 安全性の確保

- 許可したコマンドのみ実行可能 - 危険なコマンドは明示的に除外 - プロジェクトごとに設定可能

3. 作業効率の改善

- よく使うコマンドをプリセット化 - チーム内で設定を共有可能 - 作業ログが見やすくなる

設定のポイント

ワイルドカード(*)の使い方

json
"Bash(git:*)"     // gitの全サブコマンドを許可
"Bash(git:add)"   // git addのみ許可
"Bash(git:add,commit)" // git addとcommitのみ許可

ドメイン指定の例

json
"WebFetch(domain:*.github.com)"  // GitHubの全サブドメイン
"WebFetch(domain:api.github.com)" // 特定のサブドメインのみ

注意事項

  1. セキュリティを考慮
  2. - rm -rfなどの破壊的コマンドは避ける - 本番環境での実行には注意
  1. 段階的に追加
  2. - 最初は基本的なコマンドから - 必要に応じて追加していく
  1. チーム開発の場合
  2. - チームで合意した設定を使用 - プロジェクトごとに設定を分ける

まとめ

~/.claude/settings.jsonの権限設定は、Claude Codeの開発体験を大きく向上させる機能です。よく使うコマンドを事前に許可しておくことで、確認の手間を省き、スムーズな開発フローを実現できます。

今すぐ設定を始めて、より快適な開発環境を手に入れましょう!