利用率15%の停滞から、3部門でAI定着に成功するまでの具体的なプロセス。
ある日、経営会議で「全社でCopilotを導入する」と決まった。情報システム部は必死にアカウントを発行し、簡単な研修資料を作り、全社メールでアナウンスを流した。
3ヶ月後。使っているのは情報システム部の2人と、若手の営業が1人。残りの297人は、ログインすらしていない。
経営陣は言う。「もっと使ってもらうように周知してくれ」。情報システム部は返す。「マニュアルも送りました。ハンズオンもやりました。それでも、使われないんです」。
現場は、誰もAIのことを話題にしない。業務は、3ヶ月前とまったく同じ手順で進んでいる。
この状況、御社でも起きていませんか?
多くの経営者は「良いツールを入れれば、現場が使ってくれる」と期待します。けれど、実際にはそうなりません。理由はシンプルです。
ここでいう「設計」とは、次の4つを指します。
なお、これはCopilotを捨てる話ではありません。Copilotは「道具」として極めて優秀です。問題は、道具を渡しただけで「使いこなし方」の設計がなかったこと。ハサミを300人に配っても、切るべき紙がなければ誰も手に取りません。
私たちは、既に導入済みのCopilotやChatGPTをそのまま活かした上で、定着のための設計だけを提供します。
ここからは、仮想の中堅製造業「A社」を題材に、私たちが実際に行っている3ステップの定着プロセスを、できるだけ具体的に書いていきます。
A社の経営企画部長・山田さん(50代)が、GIZINの初回面談に来られた。そこから始まる3ヶ月を、順番にシミュレーションします。
まず最初に行うのは、全社(または部長クラス以上)に向けた2時間の講演です。目的は、知識の伝授ではなく「空気を変える」こと。
多くの社員は、AIに対して「自分には関係ない」か「仕事を奪われそうで怖い」のどちらかの感情を持っています。この2つを同時に解きほぐす必要があります。
講演の最後に必ずやるのが、部署別の優先度マトリクスの提示です。これは事前に経営企画部と1時間の打ち合わせで作り込みます。
| 部署 | 効果が大きい業務 | 優先度 | 想定削減時間 |
|---|---|---|---|
| 営業部 | 提案書ドラフト / 議事録要約 / 顧客別プロンプト集 | ◎ 最優先 | 1人 / 週 4〜6時間 |
| 製造部 | 作業手順書の更新 / 不良報告の分類 / 日報要約 | ◎ 最優先 | 1人 / 週 2〜3時間 |
| 経理部 | 請求書処理の事前チェック / 社内FAQ応答 | ◯ 優先 | 1人 / 週 1〜2時間 |
| 人事部 | 求人票のリライト / 評価面談の振り返り整理 | △ 次フェーズ | — |
このマトリクスを見せた瞬間、聴衆の反応が変わります。「AI」という抽象語が、自分の部署の、自分の業務に変わる瞬間です。
講演で空気を変えたら、すぐにワークショップに入ります。A社の場合、優先度の高い営業部・製造部・経理部の3部門で並行実施。各部門、1ヶ月おきに3回、合計9セッション。
参加者は「今週の自分の仕事」を10個書き出し、どれがAIに置き換え・補助可能かを一緒に分類します。ここでGIZIN側は、部署の実務に即したプロンプトのテンプレートをその場で10〜15個提供。持ち帰って、1ヶ月間使い倒してもらいます。
1ヶ月間、各自が実務でAIを使った結果を持ち寄ります。「うまくいった例」「詰まった例」「プロンプトを改良した例」を全員でシェア。ここで初めて、社内に「自分たちの業務向けのプロンプト辞書」の原型ができます。GIZINは改良案を提示し、辞書をアップデート。
各部門から1〜2名の「AIアンバサダー」を選出。その人たちが自部署内で勉強会を回す設計まで、一緒に作り込みます。終了時点で、GIZINがいなくなっても部門が自走できる状態が完成します。
ワークショップと並行して、もう1つ重要な軸があります。経営層の個別伴走です。現場だけでAI活用が定着しても、経営の意思決定にAIが入らなければ、組織全体の速度は変わりません。
A社では、山田経営企画部長と月2回、1時間のセッションを実施。実際に扱うのはこういうテーマです:
経営層が自分でAIを使い始めると、不思議なくらい現場のスピードが上がります。「うちの社長もAI使ってるらしい」という事実が、最も強い推進力になるからです。
シミュレーションですが、私たちが実際に伴走した他社の数字をベースにしています。
「AIって意外と使えるんですね。最初は半信半疑でしたが、今はチームの誰よりも使っているかもしれません」
A社・製造部長(50代)
数字以上に重要なのは、現場の空気が変わったことです。「AIで何ができるか」が毎週のように社内Slackで話題になる。誰かがうまい使い方を見つけると、翌日には別の部署が試している。その自走するサイクルこそが、私たちの提供する本質的な価値です。
A社は実在しません。ただし、ここに書いた数字とプロセスは、私たちが実際に伴走した企業での平均的な結果をベースにしています。業種・規模・経営の本気度によって、結果は前後します。
私たちは、派手な宣伝はしていません。過去の支援先からの紹介と、経営者同士の口コミで広がってきた会社です。だからこそ、「合わない」と思ったら初回面談でお断りすることもあります。それが双方にとって最も誠実だからです。
規模と部門数によって変動します。下記は300名規模・3部門での標準プランです。
| プログラム | 内容 | 費用(税別) |
|---|---|---|
| 講演プラン | 全社向け2時間講演 + 部署別優先度マトリクス作成 | 80万円〜 |
| 定着支援プラン (推奨) |
講演 + 3部門ワークショップ(計9回)+ プロンプト辞書 + 経営個別伴走3ヶ月 | 380万円〜 |
| 全社変革プラン | 定着支援 + 6ヶ月継続伴走 + AI推進室の立ち上げ支援 | 780万円〜 |
※ 交通費・出張費は別途。Microsoft 365 / ChatGPT等のライセンス費は含みません。
「うちの場合はどうか」を、具体的にお伝えします。
営業トークはしません。合わなければ、正直にそう言います。
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