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2.22017
チャットボットで遊んでみた。ライフネット生命

いろんなチャットボットで遊んでみて、ユーザ視点になってみて、ここが楽しい!とか、ここがこうだったらもっといい!と、好き勝手つぶやくコーナーです。
今回は、ライフネット生命。お?会社名とチャットボットの名前が同じなんですね。
そういえばヤマト運輸も企業名とチャットボットの名前が同じでした。さすが誰でも知っているブランド企業。
でも、タイトルで用途やメリットがわかりにくいと、ナショナルブランドだからって友だち登録をしよう!という気持ちにならないかも。
ヤマト運輸のチャットボットは再配達が便利すぎて、自分はもう電話には戻れなくなってしまったけど、知らない人には一度やってみないと伝わりにくいですね。一度やってみてもらうってけっこう大変。
名前が「ヤマト運輸の超即☆再配達」とかだと、再配達が面倒と思っている人には、メリットが届きやすいかも。公式感ないけど。
さて、今回は、ライフネット生命。
何が出来るチャットボットなのかは、やってみないとわからない感じです。ランディングページとか見ないしね。
で、友だち登録の直後の画面がこちらです。
iPhone6のキャプチャですが、上が切れてますね。
上はなんだろう?とスクロールしてみますが、おや?なにやらいろいろ出てきます。
吹き出し2つくらいを使って、ながーい説明をしていました。
内容は、いわゆるサービス開始前におことわりを読ませる、みたいな感じです。
これ、いったん通り過ぎたテキストをさかのぼって読ませることになっていて、面倒な操作をさせる割には、メリットの少ない情報なので、出来れば避けたい…
グループチャットだとたまに過去ログを遡ることがあります。みんなの会話についていけてない自分に落ち度があると思えるので、そんなに気にならないけど、1対1のチャットで一方的にたくさん喋られてると、おいおい俺の回答を待ってから次の発言してくれよ、と思ってしまいます。
最初の印象を決める大事な部分です。
まずあいさつ文で始まってから
これくらいの分量だと下にメニューが表示されていても見切れることはないかと。あ、冒頭の挨拶文には確かボタン入れられなかった。小さな吹き出しならふたつに分けても良いでしょう。で、次に
ちょっと長いのでやや見切れそうですが、スクロール幅が少しならあまり気になりません。で、タップしてようやくメニューが出る。
こんな風に、タップして次の吹き出しが出る、という手順をひとつづつ踏むとコミュニケーションしてる感じが出ますね!
まあでも、本当はタップすることも面倒です。タップよりフリックが楽。
未読の吹き出しが一番上に出て来て、上が見切れるんじゃなくて下が見切れると自然でいいんですが、LINEの仕様になるので開発会社の範囲を超えちゃいますね。
さて、メインコンテンツの「ほけん診断」を始めます!
アナタは、いま保険には入っていますか?と質問が来ました。おや、また上が見切れてますね。
ラネットくんがご丁寧に挨拶してくれてました。見逃すところだった。
あー、そうか。下の巨大なメニュー(名前はリッチメニュー)が邪魔で見えてなかったのか!どうやって閉じるんだっけ…
一番下のこれを押すと、リッチメニューを出したり閉じたり出来ます。
ところが、この辺とかこの辺を押してもリッチメニューが閉じます。
意図せずに閉じてしまうことがありそう。
すると今度はどうやってメニューを開くんだっけ?って見失ってしまいそう。混乱の元ですね。
たぶん、こうなると良いとおもいます。シンプル。
これもLINEの仕様でした。
さて、質問の回答を続けてみます。
死亡保険のオススメを教えてもらいました。
次は病気やケガについて、
楽観的な性格なので、あまり心配してないんだけど…ま、いっか
おー!上司=オペレーターにつながるんですね。なるほど!
でもこのフローはあれですね「いいえ、大丈夫です」と答えさせない方が、オペレータの負担が減って優秀なボットになりそうです。
これは、質問の仕方を変えるだけで出来そう。
「はい」に遷移した数値をKPIにして、日々、質問内容をチューニングする。そんな運営のイメージが出来てきますね。
あと、他にもいろいろ出来るみたいです。
流れがわかったので、この後しばらく放置してfacebookをやっていました。
そしたらなんと!
ん?
なんだこれ!?
途中で放置したら、連れ戻される仕様!
何をどこまで進めていたかは忘れているので、振り出しに戻っています。
つまり、振り出しに戻ったよーという、あまりありがたくはない通知です。
何度も遊んでもらいたがってる感じ…ちょっと粘着
気づいたんですが、一定時間経過したら通知ってことは、PushAPIではなくReplyAPIでやってるよね。
PushAPIは後に有料になるので、これなら無料で通知っぽいことが出来そう。
ただ、access tokenの有効期限内にという条件付きだけど。
連れ戻された時にメリットがちゃんとあれば、使えるかも。
いったん放置して、後にまた戻って来ることを楽しく出来れば。
たとえば、ドラクエ8の合成釜が出来そう。
やくそうとやくそうを合成釜に入れて、数分後に「出来ました〜!」と通知が来て、上やくそうをゲット!
まだ遊びたいのに放置しなきゃいけない、というストレスをどう解決するか?という課題は残るけど。
そんなことを思いました。でわ!
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