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9.302016
LINE@にボットが追加できる!チャットボットが正式公開。

昨日、正式に発表になりました。
外部開発者によるchatbotの開発および普及を本格的に促進するため、本日開催された技術者向けカンファレンス「LINE DEVELOPER DAY 2016」において、LINEのchatbotに関する新たな発表を行いました。
>>https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2016/1516
これ、チャットボットが正式公開というよりは、「LINE@にボットが追加できるようになった。」と言ったほうがわかりやすそうですね。
ボットを追加するとどんなことが出来るのでしょう?
その前に、いくつか注意点があります。
1. 認証済み・一般アカウントいずれの場合も、APIのご利用を開始された場合は、以降LINE@アプリ、1:1トークおよびお店トークがご利用できなくなります
2. 1で利用できなくなった機能を再び利用できる状態に戻すことはできません
3. 1に伴い、現在アプリからのみ可能な「決済者の変更」ができなくなります
※3につきましてはPC版管理画面上にて変更できるよう現在対応中です。対応完了次第ご案内いたします。
>>https://admin-official.line.me/announce/#document_16162
これらのことが出来なくなります。
逆に、できなくなっても問題ないという方は、ボットの追加をすぐに検討出来ますね。
じゃあ、ボットはなにが出来るのか?
今まで、他社の公式アカウントでは多くのボットが公開されていました。それと同じことが出来ます。
最近の事例として、こんなのがあります。
ボットと会話しながら、髪の悩みの解決を相談できる。ウーノロイド
ボットと会話しながら、ゲームをしたりクーポンをもらったり出来る。ローソンクルーあきこちゃん
どちらのボットも本当によく出来ていて楽しいのですが、裏側にはmicrosoftりんなのアセットを活用したり、自然言語処理に大量のフローを用意しなければいけないので、作るのは手間と時間と情熱が要ります。。。
ここまでのものでなくても、たとえば予約注文したり、自社商品のECサイトへリンクさせるとかは、比較的簡単に実装できます。
この他にも会社概要を見たり、地図をチェックしたりなど、今、Webサイトやホームページでやっていることを、すべてLINE@上で出来るようになるので、近い将来はLINE@ですべてが完結して、サイトに人が来なくなるかも知れませんね。
LINE beaconにも対応
これもすごいです。最近の事例では、こんなことが出来ています。
「LINEマンガ試し読みキャンペーン」では、ビーコン端末からの信号情報と連動し、LINEアプリを介して情報配信を行うことのできる「LINE Beacon」の仕組みを活用し、書店を訪れたLINEユーザーに対してマンガの試し読み情報を配信するものです。
これが、ボットで可能になります。
つまり、お店にBeaconを置いておけば、近くを通りがかった人にボットから通知が出せる!お得なクーポンを配れる!
街頭でのチラシやテッシュ配りの仕事は、なくなるんじゃないでしょうか?
気になる価格は…
Beacon端末の価格はまだ発表がありませんが、通知を出すためにはLINE@の月額費用が変わります。
ですが、今までの価格帯とあまり変わりないです。
無料期間が終わる来年3月からプッシュ配信のために月額1万増える、くらいでしょうか。
その頃にはビーコン連動も出来るでしょうし、リアル集客に効果があることが見込めれば、絶妙な価格設定ですね。
今までのLINE@成功の下地があったからこその、ボットのビジネス化、だと思います。すごい。
あとは、さらに開発者の参入を増やすためにも、決済とストア待ちですね。
ボットの今後が、ますます楽しみですね!